熱海の「起雲閣」は、当館からお車で約42分。
電車の場合は、伊東線「来宮駅」から徒歩で約12分。
1919年に別荘として建てられ、1947年に旅館になり、2000年に熱海市の指定有形文化財となりました。
日本家屋と離れ、洋館が、美しい一千坪の庭園を囲むように立ち並んでいます。
- 和館「麒麟・大鳳」
旅館を開業した石川県出身の「桜井兵五郎」が壁を群青色に塗り替えました。
群青色は加賀藩前田家を象徴する色だそうです。
目が覚めるような色ですが、不思議と落ち着きます。
- 館内のほとんどのガラス窓は当時のもので
表面のゆがみが温かさを感じさせてくれます。
- 洋館「玉姫・玉渓」は1932年に建てられました。
サンルームの床はカラフルなモザイクタイル。
リビングは山荘のような造りです。
- 洋館の隣は「初霜・文豪の間」「春風・尾崎紅葉の間」「松風・坪内逍遥の間」と
文豪たちの展示部屋が並びます。
執筆するために滞在したり、文芸対談を行ったり、新婚旅行で滞在したりと
「起雲閣」は多くの文豪に愛されていました。
写真は尾崎紅葉の間で紅色の壁。
- 1929年に建てられた格調高い洋館「金剛」。
- 「ローマ風浴室」は、ゴールドのタイル張りの浴槽に、真鍮の蛇口、
ステンドグラスの窓。優雅な気分になれそうです。
- 浴槽は大谷石、壁と床はエンジ色にでまとめられた旧大浴場。
今見ても、新鮮でかっこいいです。
- 最後は庭園をぐるっと一回り。
10人以上の庭師が3ヶ月以上かけて運んだといわれる「根津の大石」や、池、
四季折々に彩る花など年間を通して楽しめます。
市街地にあるとは思えない優雅な時間が流れている「起雲閣」。
ご旅行の際にはぜひお立ち寄りください。
起雲閣
静岡県熱海市昭和町4-2
0557-86-3101
http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=893
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:毎週水曜と12月26日〜12月30日
駐車場あります
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